ドローン（drone）とは、雄の蜂を指す英語のことです。
複数のプロペラを高速で回転する際に発する音が、大きな蜂の羽音に似ており、ドローンという名にふさわしいと言われています。
しかし、ドローンと呼ばれるようになった起源は別の所にあります。
米国で最初に採用された機体は、1940年代に開発されたRadioplane社の無人機でターゲットドローンと命名されました。
英国の標的無人機はQueen Bee（女王蜂）と呼ばれており、そこに敬意を払って、雄蜂を表すドローンを採用したと言われています。
Radioplane社は英国出身のハリウッド俳優のレジナルド・デニーが興した会社でした。
作業員として働いていた女性の中には、後のマリリンモンローとナル、ノーマ・ジーン・ベーカーがいました。
ターゲットドローンは戦時中に1万機近く製造されて、現在に至るまで多くの国で採用されております。
日本でもジェットエンジンを搭載したターゲットドローンが開発されて、自衛隊で使用されております。
参考：ドローンメカニズムの基礎知識
