飛行機タイプのドローンは長距離や長時間を飛行する用途に使用されます。
その高効率に飛行するメカニズムはL/Dと呼ばれる揚力抗力比（揚抗比）を高くするメカニズムになります。
翼の特徴として、高アスペクト比型固定翼タイプ、固定翼無尾翼機タイプ、固定翼無尾翼高タイプがあります。
高アスペクト比型固定翼タイプ：
L/Dを高くするアプローチとして、主翼のアスペクト比（縦横比）を高くして細長い翼を採用するアプローチがあります。
翼端に発生する誘導抗力の比率を軽減してL/Dが高くなります。
少ない燃料で長時間飛行することが可能になります。
軍用の偵察や監視、攻撃などの無人航空機に使用されています。
民生用では、気象観測や地磁気の観測、森林の監視などに使用されています。
固定翼無尾翼機タイプ：
空気抵抗となる尾翼をなくすことでL/Dを向上させるアプローチがあります。
L/Dは低いですが、上部で胴体着陸が可能なため、小型の者が測量や空撮などの用途に使用されています。
固定翼無尾翼高アスペクト比タイプ：
主翼のアスペクト比が高く、L/Dも高いですが、無尾よくで胴体をつるす構造なため、上部で部品点数も少なく、物質輸送などの用途に適しています。
参考：ドローンメカニズムの基礎知識
