ジャイロは姿勢を保つために重要な役割を果たしています。
ジャイロには主に機械式、振動式、光ファイバー式の3種類があります。
機械式ジャイロ
機械式ジャイロの原理は、回転しているコマがその姿勢を変えない性質を利用する物なので古くから存在していました。
振動式ジャイロ
振動式ジャイロは半導体製造のシリコンプロセスが確立してくる1985年以降に、シリコン基板上にリソグラフィーやエッチングなどのシリコンプロセスを用いて機械的構造を構築できるMEMS技術により、超小型低コスト化が実現しました。
ドローンに使用されるジャイロもこの振動式ジャイロが主流となっています。
光ファイバージャイロ
巻いた光ファイバーの両端からレーザー光を入れて、中央で両端からの光がぶつかって干渉する状態を検出することで、地球の自転や公転まで分かるほど高い精度を得ることができます。
長く巻いた光ファイバーが必要で小型化が難しく、高価なため、大型のドローンなどに使用されています。
参考
ドローンメカニズムの基礎知識