空中を飛行するドローンを遠隔で操作するには、電波や赤外線により指令信号を送る必要があります。
玩具用の小さなドローンでは、ほとんど電波を用いています。
電波の周波数は、昔は空用のラジコンは82MHzの電波が使われていましたが、最近は、2.4GHzが使用されるようになっています。
約200mが電波の届く範囲になります。
ドローンに送る信号は、通常前後左右スロットル回転やスロットルにそれぞれ数十段階程度の段階で指令ができるようになっています。
動かす量と指令値が比例していることから、プロポーショナル(比例した)なコントローラということで、プロポと呼ばれるようになっています。
最近のドローンは、スティックの指令が速度指令値となっている機種が増えています。
速度指令値型ドローンの場合は、右スティックは中心に立った状態が初期状態で、倒した方向に速度がでます。
ドローンの場合、ローターの回転を誤って止めると、姿勢制御力まで失うため墜落しますが、速度指令型ドローンのローターはどのポジションでも飛行中に回転が止まることはないため、誤ってローターが止まることを防いでいます。
参考
トコトンやさしいドローンの本