目次
- 水中ドローン・AIによるブルーカーボン測定方法のモデル事業開始(5月30日)
- セントラル警備保障(株)より高セキュリティ対策が施されたドローンの受注開始(5月30日)
- ドローンジャーナル2025 spring公開(6月2日)
- 産業用国産ドローン「Hayate2」発表(6月3日)
- ガソリンエンジンの農業用ドローン「Tasketto」発売(6月3日)
- エバーブルーテクノロジーズより、帆船型ドローンプロトタイプを発表(6月3日)
- 除雪ドローン、レンタル開始(6月3日)
- プロドローンより第一種型式認証を目指すD6B-CAT3型の予約開始(6月5日)
- DJI Matrice 400発表(6月10日)
- エアロセンス、VTOL型ドローンの新モデル受注開始(6月18日)
- JA全農、KDDI、KDDIスマートドローン、自立飛行型ドローンによる農業分野サービス提供へ(6月24日)
水中ドローン・AIによるブルーカーボン測定方法のモデル事業開始(5月30日)
神奈川県にて、水中ドローンによる簡易的かつ低コストの藻場のモニタリング手法の開発とブルーカーボンクレジット申請に関するモデル事業の開始が発表されました。
神奈川県のベンチャー企業「一般社団法人BlueArch」と連携し、自律操縦切り替えが可能な衛星誘導式水中ドローン(ハイブリットAUV)により、操縦者の技術に依存しない計測手法の確立を目指します。
また、水中ドローンで撮影した藻場の画像解析を行い、種別ごとに被度の検出が可能なAIモデルを開発します。
出典:神奈川県
セントラル警備保障(株)より高セキュリティ対策が施されたドローンの受注開始(5月30日)
セントラル警備保障(株)より、ハイクラスの情報セキュリティ対策が施されたドローンや、照明特化型ドローンなどの商品の受注が開始されました。
高度な情報セキュリティを有した高性能ドローン「CSP_EVO」では、完全なオフラインでの運用を実用したものになります。
照明特化型ドローンの「CSP-D_Light530」では、持ち運び可能なものになります。
出典:セントラル警備保障(株)
ドローンジャーナル2025 spring公開(6月2日)
ドローンジャーナル編集部が発行するドローンビジネス向けオンラインマガジン「ドローンジャーナル Online Magazine 2025 SPRING」が公開されました。
国内外のドローン産業の現状と今後の展望がまとまっており、こちらのリンク(https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=lela-mbscqa-ce84e1b6a132aeb6ed0539c6097c135e)より無料でダウンロードが可能です。
出典:ドローンジャーナル
産業用国産ドローン「Hayate2」発表(6月3日)
Soradynamics(株)より、インフラ点検、測量等の活用を目的とした小型の空撮用国産ドローン「Hayate2」を発表しました。
広角レンズと望遠レンズを搭載しており、オプションで赤外線カメラを搭載可能です。
最大飛行時間は40分となっており、価格は約100万円~となっております。
ガソリンエンジンの農業用ドローン「Tasketto」発売(6月3日)
(株)Prodrone(本社:愛知県名古屋市)より、ガソリンエンジン駆動の農業用ドローンヘリ「Tasketto」が発売されました。
最大8Lの農薬を積載可能で、8倍希釈の農薬においては、1回の飛行で1haの農薬散布が可能となっております。
最大飛行時間は45分となっており、機体重量は7.5kg、全長は1,570mmとなっております。
出典:(株)Prodrone
エバーブルーテクノロジーズより、帆船型ドローンプロトタイプを発表(6月3日)
エバーブルーテクノロジーズ(株)(本社:東京)は、ナブテスコ(株)と、次世代の風力推進システム(風車帆)の実用化・自動航行化を目指して、共同研究プロジェクトを発足し、帆船型ドローン「AST-201 spec1.4 with Windmill Sail」のプロトタイプを開発しました。
全長1.4m、重量14kgの帆船型ドローンで、ナブテスコが開発中の「風車帆」を搭載しています。
風車帆とは、風の力で回転し、推進力を生み出す円筒状の風力推進装置のことをいいます。
従来の帆と異なり、小型で高出力、単純構造という特徴を持ち、推進に加えて発電も可能となっております。
除雪ドローン、レンタル開始(6月3日)
エバーブルーテクノロジーズ(株)(本社:東京都)が開発する除雪ドローンを、西尾レントオール(株)がレンタル商品として導入することが決定しました。
広範囲の除雪を遠隔操作で行うことが可能となります。
寸法は900(長)×650(幅)×600(高)㎜、重量76kg、最高速度は6km/h、稼働時間は3時間となっております。
2025年10月よりレンタル開始予定となっております。
出典:西尾レントオール(株)
プロドローンより第一種型式認証を目指すD6B-CAT3型の予約開始(6月5日)
(株)プロドローンより、第一種型式認証を申請中の機体「プロドローン式PD6B-CAT3型」の予約受付を開始しました。
最大積載重量は約20kgで、物流業務やレーザーなどの重量がある測量機器の搭載が可能です。
制御不能に陥った場合に備えて、パラシュートを装備する計画となっております。
機体寸法は約2.2m x 約2.4m x 約0.7m、最大巡航速度は約43km/h、最大航続時間は約30分となっております。
出典:(株)プロドローン
DJI Matrice 400発表(6月10日)
DJIより、新作の産業機ドローン「DJI Matrice 400」が発表されました。
飛行時間が59分とこれまでのDJI機の中では最長となっており、最大6kgのペイロード、LiDARおよびミリ波レーダーに基づく障害物検知システムを備えています。
電線の検知も可能となっております。
レーザー測量用や空中写真測量用、点検・調査用などのカメラ類を搭載することが可能です。
価格は約160万円となります。
出典:DJI
エアロセンス、VTOL型ドローンの新モデル受注開始(6月18日)
エアロセンス(株)より、防水、収納、運用性能が向上したVTOL(垂直離着陸型固定翼)ドローン「エアロボウイング」の新モデル(AS-VT02K)の受注が開始されました。
防塵・防滴性能を備え、雨天時(小雨)でも利用が可能となりました。
また、静止画、動画、赤外線撮影に対応しました。
今後、第二種型式認証を取得し、レベル3.5飛行に対応予定とのことです。
飛行可能時間は59分、最高速度は100km/h、最大積載可能重量は1.6kgとなっております。
出典:エアロセンス
JA全農、KDDI、KDDIスマートドローン、自立飛行型ドローンによる農業分野サービス提供へ(6月24日)
JA全農、KDDI、KDDIスマートドローンの3者が、自立飛行型ドローンを活用した農業分野におけるサービスを、2027年度までに事業化を目指すことを発表しました。
複数のドローンを遠隔操作で運航し、測量や農薬散布などを行うとのことです。
将来的には、測量やセンシング、AIによる生育診断、3D地図を用いた農機の自動運航連携などのデータプラットフォームの構築を検討しております。
出典:KDDI
らくだの感想
除雪ドローンなど、特定の用途に特化したドローンが多く発売されてきてますね!
今後、ドローンがより使われるように、法整備が追いついていくことを祈っています!