航空機を無人で遠隔操作により飛行させる試みは1930年代から始まり、最初に実用化されたのは標的機でした。
英国では無人機Queen Beeが1935年から1947年まで標的機として380機製造されました。
米国ではラジコン模型飛行機を改造した標的機が1940年に正式に採用され、ターゲットドローンと命名されました。
ドローンはオス蜂を意味して、英国の女王バチ(Queen Bee)に敬意を表して命名されたと言われています。
ターゲットドローンは現在でも各国で利用されています。
第二次世界大戦後には、ドローンを遠隔操縦ではなく、自動で飛行させる研究が行われていました。
そのためには、無人で自ら飛行位置を知ることが求められました。
無人機用の航法技術は、GPSにより実用化されました。
1995年に運用開始された米国のプレデターは、GPSによる自動飛行を行う本格的な無人偵察機であり、衛星通信も行い、遠距離への飛行も可能になりました。
参考
トコトンやさしいドローンの本