農業
- 農薬、肥料散布
- 種まき
- 受粉
- 農地内運送
- 精密農業
- 害獣対策
精密農業や害獣対策はまだ実証実験中です。
一方、現在最も普及が進んでいるのは、農薬、肥料散布のドローンの利活用です。
従来、農薬、肥料散布は無人ヘリコプターで行われていました。
しかし、ドローンの方が無人ヘリコプターより低コストで取り扱いも簡単となっています。
農業を産業化させるために、ドローンを使用したデータ収集や分析が進められています。
ドローンにより得られたデータは、必要な場所に適切な農薬を散布するなど、農薬の合理化に活用されています。
ビジネスとしての農薬、肥料散布のドローン活用方法としては、農家自身がドローンを購入、農薬散布するパターンと、害虫のサービス業者が散布するパターンがあります。
水産業
- 漁網、養殖いかだの見張り、点検
- いけすへの餌まき
- 赤潮被害の調査
UAVやUSV(水上ドローン)、ROV(水中ドローン)などのドローンの活用が進むと考えられています。
日本では、定置網漁業や養殖漁業でのドローン活用が期待されています。
ただし、実際にドローンが活用できるかどうかは、調査段階にあります。
ドローンのアームの種類が増えて、利用の幅が広がれば、作業用として大きく普及すると考えられます。
水産庁では、マグロ養殖業での養殖網清掃ロボットの開発を進めています。
林業
- 里山保全管理
- 材積などの森林調査
- 苗木の運搬
ドローンを導入することによる作業代替が始まっています。
エリアの調査に加え、薬剤散布や種まきなどの実証実験などを行っており、労働力のカバーが期待されています。
林野庁が2022年に公開したドローンを活用した苗木等運搬マニュアルでは、飛行ルールや実証事例なども紹介されています。
林業におけるドローンの活用は実証実験の段階で、ドローンで可能な業務を確認している段階です。
参考
ドローンビジネス成功の方程式