受信機の仕組み

プロポからドローンへ、電波により遠隔で指令が伝えられる際に、その電波を受け取るのが受信機となります。

電波受信機であるため、電波の周波数は定められており、以前使用されていた空用のラジコンは82MHzの電波が使われていましたが、最近だと2.4GHzが使用されています。

約200mが電波の届く範囲となっておりますが、周囲の環境によって異なります。

電波を用いた受信であるため、アンテナがあります。

 

近年では、ダイバーシティアンテナが多く、アンテナが2本となっております。

地上の障害物などに反射して、同じ電波が時間差を持ち、到達したり、干渉したりします。

対策として、2本のアンテナを使用し、受信状態の良い方の電波を採用したり、2本のアンテナからの電波を合成したりする方法(ダイバーシティ)がとられています。

ダイバーシティアンテナは通常だと、2本のアンテナの距離を離して、90度方向を変えて設置します。

 

82MHzの周波数の電波を使用していた時代では、バンドごとに電波を出す人を送信機のアンテナの先につけた旗で区別し管理を行うことで、混信を防いでいました。

しかし、現在の2.4GHzの周波数の電波を使用した受信機では、周波数ホッピング技術を利用しているため、ホッピングパターンの数分の受信なら同時に混信せずに使用することができます。

 

参考

トコトンやさしいドローンの本

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