ドローンは事前に緯度、経度を複数地点設定することで、GPSを活用して、屋外での自動飛行制御が可能です。
特に土木分野では、ドローンにカメラやレーザースキャナーを搭載し、自動飛行することで、より広範囲の計測を短時間で行えるようになりました。
災害現場などの人の立入が困難な場所では、自動飛行による撮影などを行うことで、安全な捜索救助などの用途での利活用も期待されています。
自動飛行とは
自動飛行を行うためには、機体本体を制御するための地上局が必要となります。
地上局とは、タブレットのアプリやPCで遠隔からコントロールする制御システムになります。
飛行順序通りに緯度、経度、高度を地図上に計画することで、離陸から着陸まで自動で飛行させることが可能です。
一度設定した飛行ルートは、機体本体に記録されているため、地上との接続が切れても、設定したルート通りに飛行を行います。
自動飛行の注意点
自動飛行を行う際、安全な飛行ルートを計画する必要があります。
自動飛行ではGPSを使用して飛行するため、山間部などのGPSを補足しにくい地域でのルート設定には注意が必要です。
飛行高度の設定では、対地高度で設定するシステムが多いですが、構造物や樹木などの障害物等の高さを考慮する必要があります。
飛行ルートによっては目視外飛行となるため、航空局への許可承認が必要となります。
参考
ドローンメカニズムの基礎知識