ドローンに使われているバッテリー

軽量で大容量で瞬時に大きな電力を取り出せるリチウムイオン電池の登場で、ドローンが実用域に達しました。

ドローンで使われるリポと呼ばれる電池は、缶ではなくラミネートフィルムが使われていて、缶と比較して軽量にすることができます。

 

リチウムイオンバッテリーは、エネルギー密度が高い、電圧が高い、自己放電が少ない、メモリー効果がない、電解液が可燃物であるなどの特徴があります。

発火の原因は外部からの損傷のみではなく、過充電による金属リチウムの析出でも電極間の短絡が発生するため、過充電には注意が必要です。

また、劣化が進むと、ガスの発生によりバッテリーが膨らみます。

バッテリーの劣化を防ぐには、保管時は容量60%程度で保管するなどバッテリーの充放電管理が必要になります。

最近のドローンのバッテリーでは、自動的に放電して適正な容量を保持するインテリジェントバッテリーとなっている例が多く見られるようになりました。

バッテリーは化学反応であるため、活性化エネルギーとなる温度は重要で、冬季屋外での使用では室温まで温めてから使用するなどの注意が必要です。

 

参考:ドローンメカニズムの基礎知識

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