最新のドローンには、事故を未然に防ぐための衝突防止センサーや送信機と機体の通信が途切れた場合に、離陸地点に戻るように設定ができるフェールセーフ機能があります。
事故発生時の対応
ドローンが墜落した場合に生じる事故は、無人地帯へ墜落し機体に破損が生じるパターン、建物や車などに衝突し物損が生じたパターン、人に衝突しけがを負わせてしまったパターンがあります。
特に人身事故が生じた際には、けがの状況により救急車の手配を優先して、軽傷の場合、近隣の病院へ向かうなどの対応が必要になります。
機体については、十分に安全を確認した上で機体に近づき、バッテリーを機体本体から外します。
バッテリーは衝撃が加わると発火する恐れもあるため、周囲に引火する恐れがない場所で15分から30分程度観察します。
万が一、人の死傷や第三者物件の損傷、飛行時における機体の紛失や航空機への接近事案が発生した場合には、国土交通省、関連事務所への報告を行う必要があります。
事故を未然に防ぐには、飛行前後のチェックリストを作成して、周囲のメンバーと飛行時のリスクを共有することが重要です。
参考
ドローンメカニズムの基礎知識