目次
- NTTイードローンより、鳥獣害対策ドローン「BB102」の提供開始(9月30日)
- 日本気象株式会社、次世代空モビリティの安全な運航を支える「空域監視システム」の社会実装をめざし、JAXAとの共同研究を実施(10月2日)
- 国土交通省「上下水道DX技術カタログ」を拡充、AIやドローン技術など45件を掲載(10月3日)
- NEDO、無人機の成層圏長期航行を可能にする動力源の開発・実証に着手(10月6日)
- エバーブルーテクノロジーズ、新モデル「除雪ドローンPRO」をリリース(10月15日)
- 建設技術研究所より、ドローンとAIを組み合わせた土砂流出検出技術の開発が発表(10月15日)
NTTイードローンより、鳥獣害対策ドローン「BB102」の提供開始(9月30日)
株式会社NTT e-Drone Technologyより、鳥獣害対策専用ドローン「BB102」の提供を2025年10月1日(水)より開始することが発表されました。
国内初のレーザー搭載の鳥獣害対策ドローンであり、高い忌避効果と自動航行機能により、鳥獣害対策の負担軽減を行います。
イノシシやカラスなどによる農作物被害の対策や、鳥インフルエンザや豚熱など畜産業における防疫対策などの一端を担うことを期待されています。
クルナレーザーと呼ばれる、赤色と緑色のレーザーをランダムに照射することで、鳥獣へ強い違和感を与え退避を促進させます。
加えて、自動航行機能や、FPVカメラを搭載しております。
最大飛行時間は25分、機体重量は6.1kgとなっております。
2025年10月1日より受付を開始しております。

日本気象株式会社、次世代空モビリティの安全な運航を支える「空域監視システム」の社会実装をめざし、JAXAとの共同研究を実施(10月2日)
日本気象協会株式会社は、JAXAが実施する「航空イノベーションチャレンジ」にて、共同研究を実施することとなりました。
内容として、次世代空モビリティの安全な航行を支える「空域監視システム」の社会実装を目指す物となっております。
ドローンなどの次世代空モビリティは、従来の航空機よりも低い高度を飛行するため、地形の影響を受けやすい局地的な降水や突風、霧などの気象現象が安全航行の大きな課題となっております。
こうした課題解決のために、本研究では、リモートセンシング具術を活用したドップラーライダーや気象観測ドローンを用いて、低高度な空域を詳細に監視するインフラの構築と、観測データを活用したより高精度な気象予測の実現を目指しておりますます。
出典:日本気象協会株式会社

国土交通省「上下水道DX技術カタログ」を拡充、AIやドローン技術など45件を掲載(10月3日)
国土交通省より、上下水道施設のメンテナンスの高度化・効率化に資するデジタル技術をまとめた「上下水道DX技術カタログ」に、AIやドローン、非破壊の地盤探査技術など45件を新たに掲載し、内容を拡充したと発表されました。
ドローンでは、「ドローンを活用した水道橋の効率的な点検について(日本メンテナスエンジニヤリング(株))」などが記載されております。
出典:国土交通省

NEDO、無人機の成層圏長期航行を可能にする動力源の開発・実証に着手(10月6日)
NEDOは、「経済安全保障重要技術育成プログラム」にて実施する「高高度無人機による海洋状況把握技術の開発・実証」において、無人機の成層圏長期航行を可能にする動力源の開発に着手すると発表しました。
実施予定先はソフトバンクで、期間は2025年度から2028年度、予算は18億円となっております。
HAPS(無人機が成層圏に長時間継続的に停留して通信を提供する高高度プラットフォーム)へ、高エネルギー密度蓄電池と高効率太陽光パネルを搭載して、長期航行を実現するために、安全性や耐環境性と軽量化を両立するモジュール化技術などの開発から実証までを行います。
出典:NEDO

エバーブルーテクノロジーズ、新モデル「除雪ドローンPRO」をリリース(10月15日)
エバーブルーテクノロジーズより、小型・無人除雪機「除雪ドローン」にプロ仕様に機能強化した新製品「除雪ドローンPRO(SRD-F11N)」が発表されました。
本製品は、建設機械等のレンタル大手・西尾レントオール株式会社向けに開発されたモデルで、安全性、運用性、汎用性の向上を図っています。
前後分割式の荷台を装備しており、合計100kgまでの重量物運搬が可能となっております。
,800kgの車両も牽引可能なフック用メンバーの追加装備が可能になり、3倍速で充電できる10A急速充電器も選択可能となっております。
サイズは、全長1.1m × 全幅0.7m × 全高0.5m、装備重量は約95kg、最高速度は前進6km/hとなっております。

建設技術研究所より、ドローンとAIを組み合わせた土砂流出検出技術の開発が発表(10月15日)
建設技術研究所から、河川や砂防、ダム等における点検業務の効率化を図るべく、ドローンの自動航行とAIによる土砂流出の検出を行う技術を開発したと発表がありました。
この開発は、ドローンの自動飛行、動画撮影、災害検知(AI)を一連の仕組みとして構築し、巡視や点検業務の省人化や高度化を実現する物となっております。
実証実験では砂防現場にて、自動飛行による映像取得を実施して、AI画像解析により土砂流出解析を行ったところ、あらかじめ設定していた箇所をすべて発見することができておりました。
出典:建設技術研究所

