ドローンの制作においての調整

調整には、力学的な調整と電気的な調整があります。

力学的な調整には、流体力学のような動的なものと重量バランスのような静的なものがあります。

電気的な調整には電源バランスのようなハードウェアの調整と、フライトコントローラーのゲイン調整のようなソフトウェアの調整があります。

 

流体力学的調整:

複数あるローターの取り付け位置の均一性はドローン制作の上で重要な調整ポイントになります。

通常、ドローンのフレーム上にモーターをマウントするため、各モーターの位置を正確に対称の位置に調整して固定する必要があります。

また、チルト角を調整して左右前後の安定性を調整したり、ヨー軸回り方向にチルト角を設けてヨー回転の応答性を調整したりします。

 

重量バランス調整:

バッテリーなどの重量の重い搭載物を重心付近に搭載することや、高い中心対称性を保つために搭載物のバランス調整を行うと、安定したドローンを制作することができます。

 

ゲイン調整:

フライトコントローラーの制御ゲインをあげると応答性が上がります。

あげすぎると振動するようになります。

 

参考:ドローンメカニズムの基礎知識

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