プロペラの仕組み

現在のドローンのほとんどは、回転数が瞬時に変えられる電動モーターを使用しているため、使用されているプロペラの多くは、固定ピッチプロペラになります。

固定ピッチプロペラとは、推力を変化させる手段が回転数のみで、速度依存性は高いですが、構造がシンプルで丈夫、信頼性を確保しやすい利点があります。

 

固定ピッチプロペラの性能の目安は、プロペラの直径とピッチになります。

一般的にマルチローター型のドローンのプロペラは、ピッチが浅く、失速が起きにくくなっています。

 

マルチローター型のドローンは、反転トルクを打ち消すために交互に回転方向の異なるプロペラを4、6、8角形状に配置します。

このためプロペラには、反時計回転用と時計回転用の2種類があります。

 

ヨー軸周りにドローンの機体を回転させる時は、反時計回転と時計回転の回転数の割合を変化させ、その際に生じる反転トルクで機体を回転させます。

 

参考

トコトンやさしいドローンの本

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