ドローンの安全飛行のガイドラインとその解釈④(点検、保険、事故)

飛行前点検等の日常点検

ドローンを特定飛行させる場合は、飛行前点検等の日常点検を行う必要があります。

日常点検記録とは、操縦者が無人航空機を飛行させる前に行う飛行前店検討の日常点検に関わる結果について記載したものです。

 

ドローン機体の飛行前の点検

・各機器は確実に取り付けられているか

・発動機やモーターに異音はないか

・機体に損傷やゆがみがないか

・燃料の搭載量またはバッテリーの充電量は十分か

・通信系統、推進系統、電源系統、自動制御系統は正常に作動するか

 

ドローン機体の飛行後の点検

・機体にゴミ等の付着はないか

・各機器は確実に取り付けられているか

・機体に損傷やゆがみはないか

・各機器の異常な発熱がないか

 

ドローン機体の定期点検と記録の方法

ドローンを特定飛行させる場合、飛行前後の点検以外に、20時間ごとの定期点検・整備が必須となります。

その点検・整備を記録し、書面か電子データの形で保存することが義務づけられています

具体的な内容としては、

・交換の必要な部品があるか

・各機器は確実に取り付けられているか

・機体に損傷やゆがみはないか

・通信系統、推進系統、電源系統、自動制御系統は正常に作動するか

となります。

 

飛行日誌

無人航空機の飛行日誌は特定飛行を行う場合、作成する義務があります。

飛行日誌は、

・飛行記録

・日常点検記録

・点検整備記録

の3点セットです。

 

飛行日誌については、様々なサービスがありますが、筆者はフライトダウン(https://service-fwritedown.com/)というサービスで記録しています。

無料で使えるのでおすすめです。

 

ドローンの主な事故の原因

主な原因として、

・操縦者のスキル不足

・天気の急な変化

・ドローン機体のメンテナンス不足

・飛行中のバッテリー切れ

・電波障害

などがあります。

万一の場合に備え、保険に加入しておいた方がよいでしょう。

 

ドローンの保険

ドローンの保険には、賠償保険(対人・対物)と機体保険があります。

賠償保険については、筆者は三井住友海上のDJI賠償責任保険に加入しています(https://drone.aeroentry.jp/)。

DJI製品を購入された方は、1年間無料で入れますので、おすすめです。

2年目以降も5,000円程度で継続できますので、入っておくことをおすすめしています。

機体保険については、DJI ケアリフレッシュという、DJIの保険があります。

加入は任意となっております。

 

無人航空機による事故等の報告

無人航空機の事故および重大インシデントが発生した場合は、国土交通省への報告が必要となります。

事故

・無人航空機による人の死傷

・無人航空機による物件の損壊

・航空機との衝突または接触

となります。

 

重大インシデント

・飛行中航空機との接触または接触の恐れがあったと認めたとき

・無人航空機による人の負傷

・無人航空機の制御が不能となったとき

・無人航空機が発火したとき

となります。

 

事故や重大インシデントが発生した場合、直ちに飛行を中止し、負傷者の救護をおこない、警察や消防に連絡後、国土交通省へ報告する必要があります。

 

参考

ドローンを買う前に読む本

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